私の大切な友人が結婚した。
その日は、仕事が立て込んでいて新幹線でばたばた
大騒ぎしながら駆けつける事となった。
彼女との出会いは17歳のときだ。
私にとっては、人生で初めて心から信頼できた人だった。
大学を卒業して、彼女とはほとんど会わなくなった。
でも、彼女の存在が私自身を肯定する支えになっている。
結婚式で、突然名前を呼ばれ、私は彼女のエスコートをする事になった。
驚いたが、うれしかった。誇らしかった。
私は、ドレスを着て階段から降りてくる彼女に手を差し伸べた。
彼女の手を握った時、ああ私は確かにこの人から愛をもらったのだと思った。
おめでとう!!おめでとう!!しあわせにね!!
精一杯の感謝をこめて。